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わたしたちは、STAND Stillです。

この団体はPicture This Japanのプロジェクトに参加したメンバーが主体となりプロジェクトを継続・発展すべくPicture This Japanから独立する形で当団体を設立しました。

STAND Stillの『Still』という言葉には「たたずむ」「性暴力を取り巻く社会変化を静かに見つめている」という意味がこめられています。

 Mission

 わたしたちの目指すもの

このプロジェクトは、可哀そうでいつもうつむいている様な「被害者像」からサバイバー自身が解放されること、また犯罪被害者として撮られる側になりがちなサバイバーが、写す側になることで見えてくる思いや世界によって、被害者に対する偏見や先入観に社会が気づくきっかけを提供します。

 

わたしたちのミッションには大きく分けて2つの活動があります。

 

1つ目は昨今の#me tooムーブメントにおけるサバイバーが社会に向けて声を上げる事が盛んに行われ、その活動に希望を見出した方も沢山います。

しかし、サバイバーの中には、声を上げる事が出来ない、しない事を選択したサバイバーも沢山います。

言えない、言わない事で支援者や当事者仲間からも疎外感を感じているサバイバーも少なくなく、当団体では公に声を上げないことも尊重されるべき選択であると信じています。

わたしたちの目標は公にするしないは関係なく、安全に自由に表現できる環境を作り、写真を表現するツールとして、サバイバー自身が撮った写真に写りこむ自分と向き合い、自らをエンパワメントすることです。

 

2つ目は、サバイバーの写真作品展やギャラリートークを開催し、サバイバーたちの世界と思いを社会へ発信します。

これにより、偏見や思い込みで出来上がった性暴力サバイバーへの固定概念を変えるきっかけや、よき理解者を増やす事、そして、性暴力という社会問題の解決の糸口になれば、なによりも、頑張って声を上げなくても普通に支援が受けられる社会を目指します。

なぜ写真なのか

撮る人の視線や思いが写るからです。

ワークショップで講師の大藪氏は『綺麗な写真である必要はない』と繰り返し語られました。

写真は誰でもシャッターを押せば撮ることが出来ますが、その人にしか撮れない写真を見出すのは容易なことではありません。

自分と向き合うという作業が必要になるからです。

撮った写真から、作者本人が客観的に自分を見て考え、思いを整理することが出来ます。

また写真は、言葉にならない思いを伝えるツールにもなるのです。

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